岡崎城

【岡崎公園】

岡崎公園

岡崎公園は、岡崎城の本丸と二の丸のあった場所に作られました。 徳川家康生誕の地であり、今川義元の人質として駿府に取られるまでの幼少期を過ごした、人格形成の場でもあります。 19歳で人質生活から帰城した後、天下統一を思案し、やがて天下統一という偉業を果たす拠点となったのも岡崎城です。 また、城の近くには重要な武将達が住んでおり、その武将達は三河武士と呼ばれ、我慢強く聡明な家臣たちであったと伝えられております。 徳川家康公と岡崎城は切っても切り離せないように、岡崎公園もまた家康公を語る上では、欠かせない存在となっております。

【明治維新】

明治維新という時代の変革により、江戸時代の象徴ともいえる岡崎城は取り壊されます。 しかし昭和の時代に入り、三河の人々の熱意によって岡崎城はほぼ元通りに復元されます。 おかげで今でも、江戸時代の頃のその姿を再び眺める事が出来ているのです永く続いた江戸時代、その平和な時代を築いた徳川家康公。 その平和に辿り着くまでの壮絶な戦いの場には、徳川軍勢の旗頭に「厭離穢土・欣求浄土」の文字があり、その原点が三河の地に今も静かに眠っているのです。

【歴史と文化の公園】

岡崎公園は岡崎城の城跡を公園にしたもので、岡崎城や三河武士のやかた家康館を中心とした歴史と文化の公園です。 約10ヘクタールの面積で、広大な園内には旧城そのままの白亜の天守閣がそびえ、城塁、内堀や家康公ゆかりの史跡等も多く、 家康公と三河武士の生きざまを展示した歴史資料館、三河武士のやかた家康館などがあります。 他にも二の丸能楽堂、からくり時計、徳川家康公銅像、龍城神社、元康像、五万石藤など、みどころの多い公園です。 また、初春には梅花、春には桜のお花見と五万石藤、夏の三河大花火、秋は紅葉、冬には野鳥の宝庫となります。